サケを送る儀式

各家庭で飼育されて来たサケの稚魚を放流する日です。
石狩川に頭首工が出来てサケが登らなくなってからずいぶん時間が経ちました。
大雪と石狩の自然を守る会がサケの卵を育てて放流を始めて30年目。今年、帰って来たサケ達が作った産卵床が1700あまり確認されて、5000匹は帰って来ているのではないかと推定されるそうです。
飼育されたサケではなくて、自然に生まれて育つサケが、また石狩川に遡上してくる。それが循環されて、石狩川がサケの上ってくる川になる。
人間が傷めた自然を回復するのにどれだけの時間が必要なのか。それを思うと気が遠くなる。私たちが生きている間にどれだけのことが出来るのだろうか。


カムイノミを行うチカップアイヌ文化保存会と旭川アイヌ協議会の方々と大雪と石狩の自然を守る会の方々。


贈る言葉」を読むサケサポーターの会の会員さん。明日から小学2年生になるそうです。


放流しているところ。